民泊という言葉がはやるずっと前のこと。
住宅ローン返済のため、リゾート物件を賃貸することを考え始めた。
そういうことで、実際に動き始めた夫は、ホームページを作ってもらって集客をはじめ、貸別荘のほうは掃除をしてくれて管理してくれる人を知っている貸別荘業者と知り合いになり、収入が入り始めた。夫がやっているときは、どのくらい収入があるのか、私にはわからなかったが、お客をつけてくれる人を探してきたり、ホームページから申し込みが来たりして、貸別荘業を営むようになった。3LDKなので、単なる安普請の貸別荘よりも豪華だった。暖炉とサウナがあるし、間取りも面白いデザインでかなり好評で、一番のお気に入りというメールも来るほどだっだ。
しかし、夫は、ありとあらゆる掲示板に宣伝を書き込みするようになった。
そのため、掲示板から苦情が来るようになった。結局、ホームページも苦情のため、閉鎖するといわれてしまった。それで私は、写真などをコピーして、無料のホームぺージに貸別荘集客用のホームページを作って、集客が続けられるようにした。
しかし、メールで応答する際に、夫の言葉遣いが乱暴で、というか、ちゃんとしたお客様対応ではなく横柄で、簡単な返事しかしなかったためお客が起こってしまったことがあった。私がフォローして、なんとかしたこともあった。
そんな状態が続き、夫は、貸別荘業者の一人に車であちこち連れて行ってもらうようになった。その業者は、うちの物件を定宿にしていたけれども、あちこちの物件を見て歩き、お金は夫が出すみたいな生活をしていた。
夏休みなどが長い仕事なので、時間はたっぷりあった。
そういう生活の挙句、夫は、借金をしまくり、とうとう支払い不能になってしまったというわけだった。
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